パリジェンヌの秘訣:心満たす食事習慣で「最高の自分」に

ルイ・ヴィトンのパリ本社PRトップを長年務めた藤原淳氏の著書『パリジェンヌはダイエットがお嫌い』は、従来の「痩せれば解決」という考えを覆し、パリジェンヌが実践する心身バランスを整える「神習慣」を提案。本記事では、食事を通じて自分らしい美しさと自信を育む秘訣に迫ります。

「ながら食べ」が招く「満たされない」食習慣

食事に意識が向かない「ながら食べ」は、早食いを促し、満腹感を得にくくさせます。結果「食べた気がしない」不満が残り、無意識に間食へと走る悪循環を生み出すのです。

食事は「心」を満たす、かけがえのない時間

今すぐ「ながら食べ」をやめましょう。食事は、家族や友人、同僚との関係を深める貴重な時間です。パリでは、多くの家庭が食卓にテレビを置かず、どんなに質素な食事でもゆっくり囲み、会話を楽しみます。彼らは食事を単にお腹だけでなく、「心」を満たす時間だと理解。職場でもパリジェンヌは「ながら食べ」を嫌い、1~2時間かけて昼食を取ることを「無駄」とは考えません。

食事をゆっくりと味わうパリジェンヌの姿食事をゆっくりと味わうパリジェンヌの姿

唯一許される「会話」と「食事への意識集中」

「2時間のランチタイムは難しい」との声は当然ですが、そこまで時間をかける必要はありません。まずは以下の「ながら食べ」をやめましょう。テレビやスマホ、仕事・勉強、本・新聞を見ながらの食事です。唯一許されるのは「会話をしながら食べる」こと。大切なのは、食事に意識を集中させること。美味しい食事に感謝し、その時間をゆっくり味わうことが、心豊かな食習慣へ繋がります。

結論

パリジェンヌの食習慣は、単なる栄養摂取を超え、心の満足と人間関係の豊かさをもたらします。食事に真摯に向き合い、感謝し、ゆっくり味わう「マインドフルイーティング」こそが、自分らしい美しさと自信を育む「神習慣」と言えるでしょう。

参考資料

藤原 淳 著『パリジェンヌはダイエットがお嫌い』より抜粋・編集