人気の女性YouTuberこむすびが、キャンピングカー仕様に改造したトヨタのミニバン「ハイエース」で挑戦中の日本一周旅で予期せぬ出来事に遭遇しました。2025年8月10日に公開された動画では、深夜の駐車場で体験した「恐怖体験」の模様が詳細に収められており、車中泊旅の魅力と同時に潜在的なリスクを浮き彫りにしています。彼女の動画は、単なる旅の記録に留まらず、視聴者に対し安全意識を高めるきっかけを提供するものとなりました。
「こむすびチャンネル」の魅力とハイエース旅の背景
「こむすびチャンネル」は、2023年3月に開設されて以来、現在22.9万人もの登録者数を誇る人気YouTubeチャンネルです。女性YouTuberのこむすびさんは、「低身長」を自称する小柄な体ながら、ハイエースの最大ボディサイズモデルである「スーパーロングバン・ワイドボディ・ハイルーフ」をキャンピングカー仕様に構造変更し、日本全国を巡る車中泊旅の様子を発信しています。全長5,380mm、全幅1,880mm、全高2,285mmという巨大な車両内に構築された快適な居住スペースで、悠々自適に車中泊ライフを送る姿が、多くの視聴者の共感を呼び、特に「バンライフ」や「ソロ車中泊」に関心を持つ層から絶大な支持を得ています。
愛媛での幸福な時間から一転、深夜の恐怖体験へ
今回の動画では、愛媛県を訪れたこむすびさんの日常が描かれました。日中は宇和島鯛めしを堪能し、道の駅でみかんジュースを味わうなど、穏やかな時間を過ごしました。夕刻には海の見える場所に移動し、バックドアを開放した居住スペースのベッドに寝転がりながら夕日を眺め、「車中泊でのこの時間がとても幸せで贅沢です」と、旅の醍醐味を満喫していました。
しかし、幸せな時間は深夜に一転します。車中泊のためにハイエースを停めていた屋外駐車場で、若者の集団が車とバイクで暴れ始めました。動画には、窓越しに撮影されたモザイク処理された当時の映像が映し出されており、バイクが爆音を鳴らして走り回る様子や、車が発進とバックを繰り返す騒がしい音、そして大声で騒ぐ若い男性たちの声が確認できます。こむすびさんはテロップで「バイクで駐車場を爆走したり本当にうるさい…」「男の人の叫び声はすごく怖いです」「ただ友だちと楽しんでるだけなんだけど怖かった…」と、その時の恐怖と心境を率直に綴りました。
恐怖を乗り越え、愛媛グルメでリフレッシュ
状況を危険と判断したこむすびさんは、「うるさいし、怖いので移動します」と即座に決断。居住スペースから運転席に素早く移り、安全な場所へ車両を移動させました。この機転を利かせた行動により、彼女は無事に危機を脱することができました。安全な場所へ移動し、安心したこむすびさんは、その後すぐに夕食の準備に取り掛かりました。
この日のメニューは、愛媛県八幡浜市のソウルフードとして知られる「八幡浜ちゃんぽん」のカップ麺でした。お湯を注ぎ、愛媛名物の「じゃこてん」をトッピングすれば完成です。まずは鶏ガラ、カツオ、昆布などで出汁が取られた黄金色のスープを一口味わうと、「うん!うまい!」と満足げな声を上げました。続いて麺を一心不乱に啜り、地元の味を堪能。さらに、七味唐辛子をかけた2枚目のじゃこてんを肴に、愛媛県産せとかのチューハイを飲むなど、嫌な出来事を払しょくするかのように一人晩酌を楽しんでいました。
深夜の恐怖体験後、愛媛名物じゃこてんと八幡浜ちゃんぽんでリフレッシュするこむすび
まとめ:車中泊の魅力と安全への意識
今回のこむすびさんの「深夜の恐怖体験」は、車中泊旅の自由さや楽しさの裏に潜む潜在的なリスクを改めて浮き彫りにしました。人気YouTuberが経験した具体的な事例は、多くの車中泊愛好者やこれから挑戦しようと考える人々にとって、貴重な教訓となります。特に、女性のソロ車中泊においては、周囲の状況把握や危機回避のための迅速な判断、そしていざという時の移動手段の確保がいかに重要であるかを再認識させられます。
動画のコメント欄には、「駐車場では怖い思いをしてしまい大変でしたね」「とにかく『ご安全に』」「バイクと車は迷惑ですね」といった、こむすびさんを気遣う声や共感の声が多数寄せられました。こむすびさんが機転を利かせて安全を確保し、その後、地元のグルメで心を落ち着かせた姿は、不測の事態に直面した際の心の回復力と、旅の途中で得られる小さな幸せの大切さを私たちに教えてくれます。今後も、安全への意識を高めつつ、車中泊の魅力がさらに広がることが期待されます。