【ワシントン=淵上隆悠】米国のキャロライン・レビット大統領報道官は12日の記者会見で、米アラスカ州で15日に予定されている米露首脳会談が、同州の最大都市アンカレジで行われると発表した。米CNNなどは、ホワイトハウス高官の話として、米軍のエルメンドルフ・リチャードソン統合基地が会場になると報じた。実際にロシアの指導者が米軍基地を訪問すれば極めて異例だ。
レビット氏は、トランプ米大統領とプーチン露大統領の対話は、「ウクライナにおける戦闘の終結が焦点になる」と述べた。記者団から通訳だけを交えた「1対1」での協議が行われる可能性を問われた際には、「計画の一部だ」と答えた。
一方、米国のルビオ国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は12日、電話会談し、首脳会談の成功に向けて尽力することを確認した。