広島県高野連、「誹謗中傷」に「法的措置を含めた対応」発表 県議も批判、反発続々「被害者ポジション」「他責思考」


【画像】広島県議も「広島県高野連」の方針に異論

■「大会関係者の名誉や尊厳、人権を傷つけ、心身に深刻な影響を生じさせる」

 声明では、その経緯について、23日からスタートする秋季大会に向け、「令和7年度秋季広島県高等学校野球大会(地区予選大会含む)の開幕にあたり、選手や審判、スタッフら大会関係者への誹謗中傷や差別的な言動などに対する考えや対応を主催者として表明いたします」と説明。さらに、

 「近年、スポーツ競技大会において、大会関係者に対する誹謗中傷や差別的な言動などが、特にSNS上で拡散される事案が確認されるようになっています」とした上で、「こうした行為は、大会関係者の名誉や尊厳、人権を傷つけ、心身に深刻な影響を生じさせるものであり、決して看過できません」と主張。

 大会について「学生野球の基本原理として『教育の一環であり、平和で民主的な人類社会の形成者として必要な資質を備えた人間の育成を目的とする』『友情、連帯そしてフェアプレーの精神を理念とする』などと定めた日本学生野球憲章に基づいて開催されます」と説明し、「全国の高校球児たちが日々の鍛錬の成果を発揮し、スポーツマンシップに則って真剣勝負を繰り広げる、かけがえのない舞台です」とした。

 「誹謗中傷や差別的な言動などは、くれぐれも慎んでいただきますよう」と呼びかけた上で、「こうした行為があった場合、法的措置を含めて毅然とした対応をとってまいります」と厳しい対応を示唆した。

広陵高校は中井哲之監督の交代を発表

 広陵高校をめぐっては、SNSで同校硬式野球部員が上級生に殴られるなどの暴力を受けたとする情報が拡散していた。広陵高校は6日に公式サイトで、1月に1年生部員(当時)に対し、2年生部員(当時)4人による「暴力を伴う不適切な行為」があったことを認め、謝罪した。被害を受けた部員は3月末に転校したという。

 広陵高校は21日、中井哲之監督と中井惇一部長の交代を発表した。なお、1年生と2年生の部員からは暴力などの問題がないことを確認したとして、秋季大会の地区予選に出場する予定だ。



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