お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さん(44)が、イベント後の深夜に岡山県玉野市にある宇野港の海に飛び込み、「電気クラゲ」とも称される猛毒のカツオノエボシに全身を刺される被害に遭いました。村本さんは自身のSNSで、痛々しい写真と共に当時の状況を詳細に報告しており、その危険性が注目されています。この一件で、村本さんは激痛に襲われ、救急車で病院へ搬送される事態となりました。
真夜中の「海飛び込み」と激痛の瞬間
村本さんは2025年8月24日、宇野港沿いのビルで開催されたお笑いライブに出演しました。ライブ後には、地元関係者との打ち上げに参加し、ワインなどを飲んでいました。日付が変わって真夜中の0時を過ぎた頃、村本さんを含む一部の参加者は「海に浮きたくなった」という理由で、宇野港の海に飛び込んだといいます。一度目の飛び込みでは、数名がクラゲに刺されて水膨れができる程度の症状で済んだようです。
その後、宿に戻ってシャワーを浴びた村本さんは、午前2時過ぎに再び港の防波堤で参加者らとビールを飲んでいました。その際、何人かで再び海に飛び込んだところ、体中に強烈な激痛が走ったと語っています。X(旧Twitter)の投稿では、「身体中に縄跳びが巻き付いた後にスタンガンで電流流されたような感じ 悲鳴あげて失神しそうになった」と、その尋常ではない痛みを表現しました。
猛毒カツオノエボシの脅威と救急搬送
海から上がって宿でシャワーを浴びても痛みは全く引かず、酒に酔っていたこともあり、動悸も激しくなってきたため、村本さんは救急車を呼び病院で手当てを受けることになりました。彼のインスタグラムに投稿された写真には、背中から胸、腹、腕にかけて、無数の赤い水膨れが痛々しく広がる様子が写し出されています。診断の結果、刺されたのは「電気クラゲ」の異名を持つ猛毒カツオノエボシであり、「次同じやつに刺されたらアナフィラキシーってやつで死ぬかもしれないらしい」と医師から警告を受けたことも明かしています。病院での処置後も痛みは引き続き、宿に戻ってからも眠れないほどの苦痛が続いたといいます。
ウーマンラッシュアワー村本大輔さんが猛毒カツオノエボシに刺され、全身に赤い水膨れができた様子。インスタグラムの投稿より。
宇野港管理事務所からの警告「危険な行為」
今回の事故を受けて、宇野港を管理する岡山県の宇野港管理事務所は、J-CASTニュースの取材に対し、「宇野港は泳ぐ場所ではなく、大変危険なので止めてほしい」と強く注意を促しています。港は船舶の航行や作業が行われる場所であり、夜間の視界が悪い中での飛び込みは、船舶との衝突や暗礁への接触、また今回のように予期せぬ海洋生物による被害など、重大な事故につながる危険性をはらんでいます。飲酒後の判断能力が低下した状態での危険行為は、取り返しのつかない結果を招く可能性があるため、絶対に避けるべきです。
この村本さんの事例は、安易な気持ちでの深夜の海への飛び込みが、想像を絶する危険を伴うことを改めて浮き彫りにしました。特に港湾地域での無許可の遊泳は、生命に関わる重大な事故に直結する可能性があり、注意喚起が求められます。
まとめ
ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんが、宇野港での深夜の海への飛び込みにより、猛毒のカツオノエボシに全身を刺され、救急搬送されるという痛ましい事故が発生しました。彼のSNSでの報告は、その激しい痛みの実態と、アナフィラキシーショックによる命の危険までをも示唆しています。宇野港管理事務所は、港での遊泳が危険であることを改めて警告しており、このような無謀な行為は避けるべきです。今回の事故が、夜間の港湾地域での危険な行動に対する警鐘となり、人々の安全意識を高めるきっかけとなることを願います。
参考文献
- J-CASTニュース (2025年8月26日). 「ウーマン村本、宇野港に飛び込み猛毒「電気クラゲ」カツオノエボシに全身刺され救急搬送 「次刺されたら死ぬかも」」. Yahoo!ニュースより: https://news.yahoo.co.jp/articles/4809fd5f590690af80ba6614470a2cc6fed16b49