インドネシア大統領、訪中とりやめ 抗議デモ拡大で 訪日にも影響か


【写真】国会議員への高額の住宅手当に端を発した抗議デモでは、デモ参加者が火を放つ様子も見られ、周辺には治安当局がまいた催涙スプレーが漂っていた=2025年8月29日、ジャカルタ、河野光汰撮影

 日本とインドネシア両政府は、プラボウォ氏が来日して9月5日を軸に首脳会談の開催を調整中で、この日程にも影響する可能性がある。

 インドネシアでは、ジャカルタ首都圏の最低賃金の約10倍にあたる月5千万ルピア(約45万円)もの住宅手当が国会議員に支給されていることが明らかになったことに端を発し、国内各地で大規模抗議デモが発生。28日にはジャカルタでバイクタクシーの運転手の男性が警察車両にはねられて死亡したことで、怒りの矛先は警察にも向いた。

 地元メディアによると、29日夜には中部スラウェシ島南部マカッサルでデモ参加者が議会の建物に火をつけ、4人が死亡。30日も散発的にデモが続いた。(ジャカルタ=河野光汰)

朝日新聞社



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