元雨上がり決死隊の宮迫博之が、自身のYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」にて、かつてレギュラー出演していたTBS系人気番組『アッコにおまかせ!』を降板した衝撃的な真相を明かしました。モノマネタレントのMr.シャチホコをゲストに迎え、番組本番前の「ラジオ体操」を巡る和田アキ子の遅刻、そしてプロデューサーとの決定的な衝突が、最終的に番組を去る原因となった経緯を詳細に語っています。この告白は、当時の芸能界の舞台裏における人間関係の複雑さを浮き彫りにしました。
宮迫博之が自身のYouTubeチャンネルで『アッコにおまかせ!』降板の経緯を語る様子
『アッコにおまかせ!』レギュラー時代の知られざる習慣
宮迫博之は、雨上がり決死隊として『アッコにおまかせ!』にレギュラー出演していた時期を振り返りました。その中で特に印象的だったのが、本番前に共演者全員で行う「ラジオ体操」でした。和田アキ子自身がラジオ体操を好んでいたため行われていた慣習でしたが、宮迫にとっては番組準備のさらに1時間前に集合して行うこの体操が負担であり、「なんでラジオ体操をしにいかなアカンねん?」という不満を抱えていたといいます。
和田アキ子の遅刻が招いた「幸運」と「厄災」
ある日、宮迫は本番前のラジオ体操に寝坊してしまいました。急いで現場に駆けつけ、スライディング土下座で謝罪すると、その場にいた他のメンバーは皆笑っていたといいます。驚くことに、和田アキ子本人も宮迫より遅れて到着していたため、宮迫は「めちゃめちゃラッキーで救われた」と感じました。結局、和田アキ子は本番にも間に合わず、番組は彼女不在で進行することになったのです。宮迫は安堵して楽屋に戻りますが、ここから事態は思わぬ方向へ進展します。
プロデューサーとの決定的な対立
楽屋に戻る途中、サングラスをかけたプロデューサーから呼び止められ、「やってくれたね?後で、アッコさんに謝ってね」と叱責を受けました。しかし、宮迫は「当の本人が俺より遅れてるのに、なぜその人に謝るんですか?」と反論。プロデューサーは「これはもう決まってることだから」と譲らず、宮迫は「おかしくないですか?僕より遅れてる方に謝るのはできないです」と主張しました。さらに、プロデューサーの「上から」の物言いに不満を募らせ、「その上からしゃべるのをやめてもらっていいですか?降りてきましょうか?」と要求。緊迫した状況が生まれました。
番組降板の衝撃決断とその波紋
プロデューサーが「どうなっても知らん」と答えると、宮迫は「そんなことはどうでもいいです。じゃあ、僕この番組やめます。来週から来ないです」と衝撃的な宣言をしました。当時、この会話は相方の蛍原徹も聞いており、プロデューサー側の言動がおかしいと認識していたといいます。最終的に、宮迫の意見が通り、和田アキ子には「すみません、ちょっと色々諸事情で辞めさせてもらいます」と伝え、番組を降板することとなりました。
宮迫博之が明かしたこのエピソードは、芸能界の華やかな舞台裏に潜む人間関係の複雑さや、制作現場での倫理観の相違が、番組降板という大きな決断に至る経緯を鮮明に示しています。一見すると些細な出来事が、プロフェッショナリズムと個人の信念の間でどのように葛藤を生み出すのかを浮き彫りにする、衝撃的な告白となりました。
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