石破茂首相は6日夜、公邸で自民党の菅義偉副総裁、小泉進次郎農林水産相と会談した。菅、小泉両氏は、党総裁選前倒しの要求が強まる中、党が割れてはいけないという前提の下、首相に自発的な退陣を促したもようだ。
菅氏は始めの30分で公邸を後にし、小泉氏は約1時間半残った。首相は今秋に経済対策を策定する方針を表明したり、衆院解散を示唆したりするなどして、政権維持を図る構えをみせてきた。
菅氏が4年前に政権を退陣したときには、小泉氏が党総裁選への出馬を断念するよう説得し、菅氏は受け入れた。
首相はこれに先立ち、側近の赤沢亮正経済再生担当相とも会談した。