石破茂首相が7日夜に辞任を表明し、次期自由民主党総裁選に国民の関心が集中する中、「ポスト石破」の有力候補と目される小林鷹之氏(50歳)がテレビ番組に相次いで出演し、「ONE自民」というスローガンを繰り返し発信しています。この動きは、自民党の再生に向けた新たな顔として期待される一方、その掲げるメッセージには早くも厳しい世論の反応が寄せられています。
ポスト石破候補・小林鷹之氏の登場と「ONE自民」
石破首相の辞任表明を受け、自民党内では激しい総裁選レースが展開されようとしています。その中で、50歳という若さで有力候補の一人に数えられる小林鷹之氏は、精力的にメディア露出を増やしています。石破首相の辞任表明直後には、「自民再生のラストチャンス。ベテランも若手もONE自民として、しっかりまとまれるような体制を作ることが急務だ」と述べ、党内の一致団結を強く訴えました。
8日夕方には日本テレビの情報番組「news every.」に出演し、改めて「一枚岩となれるONE自民を作っていく」と表明。世代交代の旗手として期待を背負う小林氏にとって、この「ONE自民」は党の結束を象徴する重要なキーワードとして位置づけられているようです。しかし、このスローガンは「使い古された感がある」との指摘も少なくありません。
ポスト石破の有力候補として注目される小林鷹之氏
「ONE自民」スローガンへの厳しい世論の反応
小林氏が掲げる「ONE自民」という言葉に対し、インターネット上では厳しい意見が相次いでいます。国民の間には、自民党が既に分裂状態にあるとの認識が広まっており、その中で党の統一を訴えるスローガンへの疑問符が投げかけられている状況です。
具体的には、「ONE自民wは?もう分裂してるのに無理だろ(笑)」「自分たちがぶち壊しておいて何がONE自民だ」「NO自民」「one自民 ウケる」「日本語でいいですよ」「他の政党の意見は聞かないということか」「ダサいw」「ONE自民ってスローガンで草」「ワン自民て何…?」「クソダセェ」「ワン自民なんてまた薄っぺらいキャッチコピーだけの政治に戻るのかという気しかしない」「なんでもワンつけりゃええってもんちゃうねん」「議員がそんな軽い言葉使ってるからあかんのんちゃうの」「ONE自民党なんて言葉だけで無理だろとしか思えない」といった酷評が、SNSなどで多数見受けられます。現状、このスローガンに賛同や共感を示す投稿を見つけることは困難であり、国民の厳しい視線が伺えます。
結論
石破首相辞任後の自民党総裁選は、党の未来を左右する重要な局面を迎えています。小林鷹之氏が「ポスト石破」の有力候補として登場し、世代交代の期待を背負う中で、「ONE自民」というスローガンを打ち出しました。しかし、この言葉はインターネット上で「使い古されている」「現実離れしている」といった手厳しい批判にさらされており、国民の共感を得るには至っていません。今後の自民党総裁選において、候補者たちがどのように国民の信頼と支持を獲得していくのか、その政治手腕とメッセージが改めて問われることになりそうです。
参考文献:
- Yahoo!ニュース. (2025年9月8日). 小林鷹之氏「ONE自民」を連発もネット酷評の嵐 石破首相辞任表明で次期総裁選に注目.
https://news.yahoo.co.jp/articles/15cb5ff856daae62d449b29f9773711664845c1d