フジテレビのバラエティ番組『呼び出し先生タナカ』が、2025年春の番組改編で終了することが決定しました。この決定は、低予算ながらも一定の人気を保っていた番組スタッフに衝撃を与え、さらには演出責任者であるA氏の退社という事態に発展しています。A氏が担当していた別の人気番組『酒のツマミになる話』も年内での終了が決まっており、フジテレビのバラエティ部門に大きな変化の波が押し寄せています。
『呼び出し先生タナカ』終了の背景
2022年4月に放送を開始した『呼び出し先生タナカ』は、当初日曜21時のゴールデンタイムで世帯視聴率6.2%、コア視聴率4.2%と比較的好調なスタートを切りました。しかし、放送開始から4カ月後の8月には世帯視聴率が4.4%、個人視聴率が3.0%まで低迷し、テレビ東京をわずかに上回る水準となりました。その後、月曜20時への放送時間変更や2024年9月の番組内容リニューアルも行われましたが、視聴率の改善には繋がりませんでした。制作費が比較的安価であったにもかかわらず、バラエティ軽視というフジテレビの方針転換が番組終了の大きな要因と見られています。
アンガールズ田中、フジテレビのバラエティ番組終了報道
『酒のツマミになる話』とA氏の激怒
『呼び出し先生タナカ』の終了に加え、演出責任者であるA氏が担当していた『酒のツマミになる話』も、MCの千鳥が降板を申し出たことにより年内での番組終了が決まっています。A氏はかつて『めちゃイケ』出身で、「松本人志の懐刀」とまで称されたフジテレビバラエティ部門のエースとして知られていました。しかし、会社の方針で自身が手掛ける番組が相次いで終了することに対し、強い憤りを感じていると報じられています。
フジテレビ広報部の見解と今後の展望
A氏は周囲に対し、「周りのタレントや作家も含めて、もうフジには協力させない」と激しい怒りを露わにしていると伝えられています。彼の今後の進路はまだ明らかになっていませんが、フジテレビ系列以外のバラエティ番組での「復帰」は確実視されています。フジテレビ広報部は、番組改編および人事の詳細については「お答えしておりません」とコメントしています。この一連の出来事は、フジテレビのバラエティ番組制作体制に大きな変化をもたらし、今後のテレビ業界に影響を与える可能性があります。
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