災害に備え「自衛意識高めて」竹内純子・国際環境経済研究所理事 千葉「正論」懇話会 



千葉「正論」懇話会で講演する国際環境経済研究所理事の竹内純子氏=24日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレ(城之内和義撮影)

 千葉「正論」懇話会(会長=千葉滋胤(しげたね)・千葉商工会議所顧問)の第69回講演会が24日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、国際環境経済研究所理事の竹内純子氏が「2050年のエネルギー産業 大規模災害とインフラ維持を考える」と題して講演した。

 台風15号による千葉県の大規模停電を例に、竹内氏は「電気設備の強靱(きょうじん)化だけを進めても意味は薄い。災害は防ぎきれないものとして備える必要がある」と指摘。森林整備などに取り組むだけでなく、自衛意識を高めるべきだと強調した。

 また、気候変動問題の重要性が急速に増しているとした上で、二酸化炭素など温室効果ガスの削減目標の引き上げに絡んで「日本は安価で安定した低炭素のエネルギーを供給する技術を開発し、世界に貢献する道を取るべきだ」と訴えた。



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