ゴーン被告「自身と家族を守るために日本を離れるしかなかった」 逃亡方法は説明せず

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レバノンで会見するカルロス・ゴーン被告=8日、ベイルート(AP)

レバノンで会見するカルロス・ゴーン被告=8日、ベイルート(AP)

 【ベイルート=佐藤貴生】保釈中に逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)などの罪で起訴=は8日午後3時(日本時間同日午後10時)、レバノンの首都ベイルートで記者会見を行った。嫌疑について「根拠がなく、検察官は記者に偽りの情報を流し、証拠を隠した」と主張した。

 ゴーン被告は会見で、「自分自身と家族を守るために日本を離れるしかなかった」と持論を展開。「乱暴に拘束され、家族や友人から引き離された」と述べ、日本の司法行政を批判した。

 逃亡方法については、「皆さんの関心は分かるが、どうやって日本を離れたのかを話すために今日、ここへ来たのではない」と述べた上で、「なぜ日本を離れなければいけなかったのかについて話すために来た」と指摘した。

 2018年11月に逮捕されて以降、「一瞬たりとも自由を味わったことはない」などと訴えた。

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