保釈中に海外逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告が8日、逃亡先であるレバノンの首都ベイルートで記者会見した。
ゴーン被告は「2018年6月に留任のオファーを受けるまで、退任するつもりだった。それでも引き受けたのは、日産とルノーの合併を実現するためだった」と説明。
自身へのクーデターの黒幕として明らかにすると予告していた人物らとして、西川(さいかわ)広人前社長をはじめとする当時の経営幹部らを列挙。逮捕されたことを、昭和16(1941)年に日本軍が米軍を奇襲した「パールハーバー(真珠湾攻撃)」になぞらえた。