7月開会の東京五輪の期間中、民放の地上テレビ各局が日単位で大会の担当局を決め、交代でほぼ終日、集中的に競技を放送することが18日、関係者への取材で分かった。
自国開催の五輪を盛り上げるため空前の規模で伝えるとともに、「史上最大規模のオリンピック放送」をうたうNHKに各局連携で対抗する狙いもある。
関係者によると、開会2日目の7月25日から閉会前日の8月8日までの間に、日本テレビ系列局が4日間、テレビ朝日系とTBS系、フジテレビ系が各3日間、テレビ東京系が2日間の集中放送日を設ける計画。録画を含め、原則として朝から深夜まで競技を放送。集中放送日に当たらない局は、五輪中継を抑制する方向で調整している。
これまでの五輪では、各局が競技ごとに放送していた。今回、民放の総放送時間は大幅に増える見込み。