【朝鮮日報】台湾も拒否した「中国との運命共同体」 「韓中は運命共同体」と言う文大統領の言葉を聞いたら何を思うだろうか★2[01/19]
公約通り、馬英九総統は2010年に中国と自由貿易協定(FTA)に相当する経済協力基本協定(ECFA)を結び、「チャイワン(Chiwan)時代」を開いた。
中国・台湾貿易の規模は09年の1062億ドル(約11兆6900億円)から、14年には1983億ドル(約21兆8300億円)と2倍近くに増えた。10年の台湾の経済成長率は10.6%をマークした。
ところが、台湾企業が人件費の安い中国へ押し寄せたことで、台湾内部に「産業空洞化」の兆しが表れた。中国人が台湾の不動産を買いあさるとマンション価格は急騰した。中国の観光客の傍若無人な態度は台湾のプライドを傷つけた。
親中の逆風は激しかった。台湾人が中国の脅威を再び強く感じたのは14年、香港民主化デモのときだった。「中国統一」を叫ぶ習近平政権が香港市民を踏みにじるのを見て、「台湾の未来」を思い浮かべたのだろう。同年の地方選挙で国民党は惨敗した。
15年11月、習近平主席と馬英九総統がシンガポールで、分断から66年を経て初めて首脳会談を行った。習近平主席は「骨が折れても肉でつなぐ兄弟」と言い、馬英九総統に「台湾のアジア・インフラ投資銀行(AIIB)加入」というプレゼントを与えた。
16年の総統選挙を前に親中で苦境に直面していた「国民党への救いの手」だった。しかし、反中の民主党の蔡英文候補に票が集まった。
昨年初めの時点でも、蔡英文総統の再選は難しいと見られていた。最低賃金の3年連続引き上げ、労働時間短縮、脱原発などが重なり、経済が倒れ込んだからだ。支持率は30%台で、国民党候補より10ポイント以上も低かった。
蔡英文を救ったのは、今度も「香港デモ」だった。台湾人は、民主と自由の価値のため血を流して闘う香港市民を見て「カネより重要なもの」を痛切に感じた。腹いっぱいになったブタにはなれない、というわけだ。
中国のことは中国人が一番よく分かっている。北京が周辺勢力と平等という基盤の上で交流したことはない、という歴史を、台湾・香港人が知らないことはあり得ない。習近平主席の「中国の夢」にうっかり組み込まれたら、主従関係へ転落しかねないと恐れている。
同じ中華民族ながら、中国と「運命共同体」になることを拒否したのだ。彼らが「韓国と中国は運命共同体」だと言う文在寅(ムン・ジェイン)大統領の言葉を聞いたら、何を思うだろうか。
2020/01/19 06:07/朝鮮日報日本語版
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