息子２人に暴行疑い、両親逮捕　虐待日常か　福岡

　福岡県警西署は３１日、小学４年の長男（１０）と三男（５）を殴るなどしたとして、暴行の疑いで、内装工の父親（２９）＝福岡市西区＝と、母親（２９）を逮捕した。同署は日常的に虐待があったとみて、他のきょうだい３人への被害も調べる。父親は自宅を訪問した児童相談所の職員の目の前で、三男に暴行していた。

　逮捕容疑は、母親が１月２９日午後６～７時ごろ、自宅で長男の顔面に洗濯かごを投げつけ、父親は３０日午後６時１０分ごろ、自宅で三男の顔面を殴ったとしている。

　同署によると、虐待の疑いがあるとして学校などが継続調査しており、長男にあざがあったため３０日に児童相談所に連絡があった。児相職員が訪問し、長男のあざを指摘すると、三男は母親が暴行したと説明。その場で父親が三男を殴り、職員をどう喝したという。児相は３１日、警察に連絡した。