「事故しなければ、ばれないと…」巡査部長が飲酒運転 大阪府警



大阪府警本部

 大阪府警刑事部の30代の男性巡査部長が酒を飲んだ状態でミニバイクを運転したとして、減給の懲戒処分を受けたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。巡査部長は府警の調べに「事故さえしなければ、ばれないと思った」と説明。すでに依願退職した。

 捜査関係者によると、男性は昨年12月6日午後10時半ごろ、和歌山市内の路上で、酒を飲んだ状態でミニバイク運転したという。

 飲み会後に帰宅するため、最寄り駅に止めていたミニバイクを運転。途中で和歌山県警が飲酒検問をしているのに気づき、引き返したが、不審に思って追いかけた警察官に呼気検査を求められた。

 検査の結果、アルコール分を検出。政令で定める基準値に満たなかったため罰則は適用されなかったが、道交法は酒を飲んで車両を運転すること自体を禁じている。

 府警は無届けでミニバイクで通勤していたことと合わせ、19日付で減給処分とした。



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