欧州、記録上一番の暖冬 地球温暖化が強く影響か


 欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は6日までに、欧州の昨年12月から今年2月の平均気温は1981~2010年の同時期の平均気温より3・4度高く、記録が残る1855年以降、最も暖かい冬になったと明らかにした。

 同機関は暖冬について「地球温暖化により、一層拍車が掛かっているとみられる」と指摘している。この冬の気温は欧州でこれまで最も暖かかった2015~16年の冬よりもさらに1・4度高かったという。

 ドイツでは氷点下の気候の中で甘みが濃縮される高級ワイン「アイスワイン」の生産が大打撃を受けたほか、フランスの一部スキー場は雪不足に陥った。ロシアも暖冬で、報道によると同国中部では冬の気温として観測史上最高を記録。モスクワでも例年の気温を大幅に上回り、積雪がほとんどないという。(共同)



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