新型コロナウイルスの感染拡大を受け、感染対策が講じられる中で国公立大2次試験の後期日程が12日、始まった。
大阪市立大では、受験生に試験中のマスクの着用や休憩時間などの手洗いを要請。試験会場の換気のほか、各所にアルコール消毒液を設置し、医学部に所属する医師や看護師らが試験会場となるキャンパス内に待機するなどの対策をとった。神戸大でも、試験中のマスク着用を認め、会場各所に消毒液を設置した。
また、大阪府立大と京都府立大は前期に引き続き、感染などで受験できない出願者については、大学入試センター試験の成績で合否を決めるとしている。
一方、4日に職員の陽性が確認された北海道大では、受験生や家族への影響に配慮し後期日程を中止。合否はセンター試験の結果のみで判定する。