テレビ朝日は15日、ニュース番組「報道ステーション」内で、同番組の40代のチーフプロデューサーの男性と男性スタッフの2人が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。
同番組ではメインキャスター、富川悠太アナウンサー(43)の感染が判明している。テレビ朝日によると、チーフプロデューサーは10日からせきの症状があり、12日に病院を受診。男性スタッフは11日に高熱が出て受診したところ、軽度の肺炎と診断された。2人とも15日にPCR検査で陽性と確認された。2人は富川アナの濃厚接触者で、外部の人との接触はほぼないという。
さらなる感染拡大を防ぐため、同社は17~19日、東京・六本木の本社を封鎖して全フロアの消毒を行うことを決めた。生放送に対応する一部社員以外の出入りを原則禁止とするという。
番組では入院中の富川アナの感染発覚までの経緯も説明され、「すぐに平熱になったことから発熱を軽視してしまい、出演をつづけたことを深く反省しています」などとする富川アナのコメントも読み上げられた。