自宅待機死亡「検証する」 埼玉知事、搬送態勢整備も





さいたま市浦和区の埼玉県庁(内田優作撮影)
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 新型コロナウイルスに感染していた埼玉県の50代男性が自宅待機中に死亡したことを受け、同県の大野元裕知事は23日、記者団の取材に「誠に残念で、お悔やみ申し上げる。経緯を検証する」と述べた。

 自宅で待機や療養中の人に対する今後の対応については「血液中の酸素濃度を測定する機器を配備し、濃度が下がった場合、速やかに救急搬送する態勢を整えたい」とした。

 50代男性は16日に陽性と判定された。当初症状は安定していたが、20日夜に「具合が悪くなった」と保健師に伝え、入院予定だった21日、容体が急変して死亡した。

 県は感染者全員を原則入院させる方針を取っていたが、病院側の態勢が整わず入院できない人が急増。軽症や無症状の人はホテルや自宅での待機や療養を認める方針に転じた。22日時点で349人が自宅にとどまっている。



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