立民・枝野代表が学生支援をアピール 玉木氏に追随


 立憲民主党の枝野幸男代表は23日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けている大学生への支援をめぐり、学生らと意見交換した。野党では、国民民主党の玉木雄一郎代表が新型コロナ対応で積極的な政策提案を行っており、枝野氏もこれに追随した。

 意見交換は、ビデオ会議システム「ズーム」を使って実施。アルバイトがなくなったり、親の収入が減ったりして学費や生活費の支払いに苦しむ学生らから窮状を聞いた。枝野氏は「従来の仕組みでは壁があるが乗り越えないといけない」と述べ、経済的に困窮する学生向けの支援金などを検討する考えを示した。

 ただ、この問題をめぐっては、玉木氏も学費の減免や猶予を促すため、政府に大学への交付・助成金の積み増しなどを求める考えを示し、22日に学生らと意見交換した。一律10万円の現金給付や家賃支払い猶予法案なども玉木氏がいち早く打ち出しており、枝野氏の動きの鈍さが目立っている。

 枝野氏もツイッターで連日、党の政策などを説明する動画を配信しているが、立民の支持率は報道各社の世論調査で軒並み下落しており、焦りも見える。(田村龍彦)



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