【新型コロナ】フランス、5月11日から外出禁止を段階的解除 欧州で封鎖脱却の動き

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28日、セーヌ川の川岸にはられている立ち入り禁止のテープ=パリ(AP)

28日、セーヌ川の川岸にはられている立ち入り禁止のテープ=パリ(AP)
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 【パリ=三井美奈】フランス政府は28日、新型コロナウイルス対策で実施している外出禁止令を5月11日以降、段階的に解除する方針を表明した。スペインも28日、5月4日から外出禁止を解除する計画を発表した。欧州連合(EU)で、封鎖緩和に向けた動きが広がっている。

 仏政府の方針は、フィリップ首相が28日、下院演説で発表した。首相によると、5月11日から商店を再開し、自宅から100キロ以内の移動も認める。都市間の移動は、家庭内の事情や職業上必要な場合などに限定。飲食店や映画館、美術館は当面、閉鎖を続ける。企業には、当面はテレワークを続けるよう要請した。

 学校は1学級の出席者を15人以下にするなど感染予防策をとり、11日に小学校、18日から中学校を段階的に再開する方針。

 国内の感染死者は28日の発表で1日300人を超える一方、新規入院者は減少を続けており、フィリップ氏は「ウイルスとともに生きてゆかねばならない」と述べた。5月11日までに、週70万件の検査を可能にする態勢をとる方針も示した。

 スペインではサンチェス首相が、5月4日から理髪店など予約制店舗の再開を容認すると発表した。11日から小規模商店、屋外レストランなどに広げ、6月末までに飲食店、劇場などに対象を広げる方針。再開にあたっては、室内の人数を制限するなどの予防策を義務付ける。学校については、9月再開を目指す。

 EU内では感染拡大に歯止めがかかったことから、ドイツが20日、約1カ月ぶりに800平方メートル以下の店舗の営業を再開。オーストリアや東欧諸国も制限を緩和し、イタリアは26日、外出禁止を5月4日から緩和する方針を発表した。

 EUではイタリア、スペイン、フランスの3カ国で、死者がそれぞれ2万人を超えた。3月以降、外出禁止など厳しい予防対策をとってきた3カ国が封鎖緩和の方針を発表したことで、EU経済の再開を目指す動きが加速しそうだ。ポルトガルは28日、5月3日に非常事態を解除すると発表した。

 EUに英国やスイスをあわせた欧州全域で、28日までに感染者は100万人、死者は12万人を超えた。

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