ロシア政府は11日、新型コロナウイルスの新規感染確認者が9日連続で1万人を超え、累計で22万1344人になったと発表した。死者は2009人。感染者数は米国に次ぐ2番手で、欧州では最も多いスペインとほぼ同水準。近くスペインを上回るペースとなっている。
ロシアでは3月下旬から原則的な外出禁止が続く。しかしロシア最大手のインターネット企業「ヤンデクス」がスマートフォンの位置情報などを基にした分析では、モスクワ市で11日、市民がどれほど自宅待機したかを表す評価が5段階中3・4となり「人々が街頭にいる」ことを示した。
モスクワ市は感染者数が全土のほぼ半数を占める。11日は連休の最後で好天となったため外出者が増えたとみられる。(共同)