中止の日比谷音楽祭、30日夕からラジオで「開催」へ

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昨年初開催された日比谷音楽祭。日比谷公園一帯が音楽に包まれた=昨年6月1日、千代田区(同音楽祭PR事務局提供)

昨年初開催された日比谷音楽祭。日比谷公園一帯が音楽に包まれた=昨年6月1日、千代田区(同音楽祭PR事務局提供)

 新型コロナウイルスの影響で中止になった音楽イベント「日比谷音楽祭」が、参加予定だったアーティストらによるラジオ番組「日比谷音楽祭 ON RADIO」(ニッポン放送、30日午後5時40分~9時10分)として開催される。本来なら30、31両日に日比谷公園(東京都千代田区)で開催されるはずだったが、「人の心を癒やし、希望をつなぐのは音楽の力だ」というコンセプトの下に“復活”する。(鈴木美帆)

 初開催だった昨年は2日間で延べ約10万人を集めた同音楽祭。「フリーで誰もが参加できる、ボーダーレスな音楽祭」を掲げ、ライブステージや楽器体験、ワークショップなどを実施。「ジャンルや世代を越えて音楽を届けたい」という理念が共感を呼び、今年は桜井和寿、菅田将暉、谷村新司、DREAMS COME TRUE、久石譲ら計33組が出演予定だったが、先月、中止が決定した。

 番組では、音楽プロデューサーでベーシストの亀田誠治実行委員長が中心となり、アーティストやスタッフらが同音楽祭への思いを通じて現状や音楽のこれからについて語り合う。新妻聖子、一青窈らもこの日のためにリモート収録で歌声を披露。昨年のステージ音源なども交え、トークと音楽の両面から音楽祭としての熱量を伝える。

 番組の様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」で一部を同時配信する。亀田氏は「親子孫3世代が楽しめる音楽祭を今年も開催した証を残したい」という。

 イベント自粛が続く中、メークや照明、音響などスタッフの仕事は失われている。同音楽祭では補償とともに「ステージは何百人もの支えがあって成り立つ総合芸術」であることを伝えたいとクラウドファンディングで支援を募り、目標額400万円を達成。現場を写真などで伝える「音楽祭お仕事図鑑」も配信した。

 半年前まで「音楽は顔を合わせて楽器を鳴らすもので、ライブは共に盛り上がり、感動し、元気をもらうもの。それ以外は考えられなかった」という亀田氏だが、オンラインでの制作を始めると新しい可能性が見え、価値観が激変したという。生のステージがなくなることはないが「課金制や凝縮されたハイクオリティのライブなど無限の可能性が広がる」と、音楽の進化への期待と想像は膨らむ。

 無料で開催する同音楽祭は、幅広い音楽との出合いの場を創出している。「音楽には辛い時に元気の源になる力がある。この状況下で音楽が果たす役割を共有したい」と亀田氏は話す。

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