バッタ襲来、印首都厳戒 当局が注意呼び掛け





インド西部ラジャスタン州の市街地に押し寄せるバッタの群れ=5月(AP)

 インドの首都ニューデリー近郊グルガオンに27日、バッタの大群が襲来し、一部が首都に到達した。デリー首都圏政府は緊急会合を開き、厳戒態勢を取ることを確認。住民にドアや窓を閉め、戸外に置いた植物をシートで覆うよう注意を呼び掛けている。

 インド政府は職員200人以上を投入し駆除を急いでおり、小型無人機ドローンも使って殺虫剤を散布。農作物への被害を食い止めたい考えだ。

 政府によると、バッタは26日に西部ラジャスタン州から首都に隣接するハリヤナ州に移動。日中に飛んで移動し、暗くなると休むため、夜を徹して駆除作業が行われた。

 しかし27日朝に再び移動が始まり、日本人も多数暮らすグルガオンでは昼ごろ、数キロに及ぶ群れにより空が暗くなったとPTI通信が報じた。(共同)



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