【熊本豪雨】首相「人命が第一」 即応予備自衛官招集





【熊本豪雨】流されて逆さまになった家屋の近くを歩く人たち=5日午前、熊本県人吉市(宮崎瑞穂撮影)

 政府は5日、熊本県南部を襲った豪雨を受けて非常災害対策本部を設置し、安倍晋三首相らが出席して官邸で初会合を開いた。会合で首相は「何よりも人命が第一だ。孤立した住宅からの救助、安否不明者の捜索に全力で当たってほしい」と関係閣僚に指示。非常勤の即応予備自衛官を招集する考えも示した。

 首相は食料や水、クーラーや簡易トイレなど避難所の必需品を、自治体の要請を待たずに「プッシュ型」で送るよう指示。避難生活の長期化を見越し、公営住宅や公務員住宅などを早急に確保するよう求めた。避難所での新型コロナウイルス対策に関しても、きめ細かな対策が急務とした。

 首相はまた、被災者の生活や事業再建を支援するため、各省横断の「被災者生活・生業(なりわい)再建支援チーム」を設置し、「必要に応じて躊躇(ちゅうちょ)なく増強していく」と強調した。



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