「パンに付けて食べていた」バターにクッキー、”大麻入り食品”の押収相次ぐ お菓子感覚…ネットにレシピ、SNSで売買も

「パンに付けて食べていた」バターにクッキー、”大麻入り食品”の押収相次ぐ お菓子感覚…ネットにレシピ、SNSで売買も

[ad_1] 宮崎県警と九州厚生局麻薬取締部が押収した「大麻バター」(同部提供)  大麻の幻覚成分が入ったクッキーなどの加工食品が、捜査当局の家宅捜索で押収されるケースが相次いでいる。九州厚生局麻薬取締部などが24日、大麻取締法違反容疑で逮捕したと発表した男の自宅からも大麻入りバターが見つかった。背景には大麻の違法栽培の増加や、インターネット上で自作レシピが公開されるなど情報の氾濫があるとみられる。お菓子感覚で食べられる手軽さがそんな傾向に拍車をかけかねず、若者を中心に乱用が拡大しないか当局は警戒を強めている。 【写真】大麻成分が入ったあんかけ焼きそば。白い粉が大麻のパウダー ■バターを自作しパンに  6月9日。情報提供を受けた麻薬取締部と宮崎県警は、同県内の容疑者の男(39)宅を捜索した。室内には乾燥大麻や栽培中の大麻草があり、冷蔵庫からは緑色の固形物が発見された。鑑定の結果、固形物は大麻の違法成分を含んだバターと判明したという。  捜査関係者によると、緒方容疑者は「自分で(バターを)作り、パンに付けて食べていた」と供述。その後、同居する女(52)と共にバターを含む大麻約580グラムを共同で所持した罪や、大麻草5株を栽培した罪で起訴された。 ■吸引より長く続く効果  大麻バターなどの食品は、大麻草から抽出される幻覚成分「テトラヒドロカンナビノール(THC)」を混ぜて作られる。胃で消化されるにつれて成分が徐々に浸透するため、巻きたばこで吸引する場合と比べて効果がじわじわと表れ、長く続くのが特徴。「大麻のバリエーションの一つとして楽しんでいるようだ」(捜査関係者)。だが幻覚症状や依存性の高さなどの危険がある点は同じだ。  警察庁のまとめでは、大麻栽培の摘発件数は2014年の130件から20年には257件に倍増。その後も200件台で推移している。一方で大麻成分の入った食品の摘発に関する統計はなく、日本でのまん延の実態はよく分かっていない。ただ麻薬取締部によると、近年、大麻乱用者の自宅から見つかるケースが相次ぐ。吸引用の乾燥大麻にはならない廃棄予定の葉を「『もったいない』などの理由でバターなどに加工するケースが目立つ」と話す捜査関係者もいる。 [ad_2] Source link