「パンに付けて食べていた」バターにクッキー、”大麻入り食品”の押収相次ぐ お菓子感覚…ネットにレシピ、SNSで売買も

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宮崎県警と九州厚生局麻薬取締部が押収した「大麻バター」(同部提供)

【写真】大麻成分が入ったあんかけ焼きそば。白い粉が大麻のパウダー

■バターを自作しパンに

 捜査関係者によると、緒方容疑者は「自分で(バターを)作り、パンに付けて食べていた」と供述。その後、同居する女(52)と共にバターを含む大麻約580グラムを共同で所持した罪や、大麻草5株を栽培した罪で起訴された。

■吸引より長く続く効果

 警察庁のまとめでは、大麻栽培の摘発件数は2014年の130件から20年には257件に倍増。その後も200件台で推移している。一方で大麻成分の入った食品の摘発に関する統計はなく、日本でのまん延の実態はよく分かっていない。ただ麻薬取締部によると、近年、大麻乱用者の自宅から見つかるケースが相次ぐ。吸引用の乾燥大麻にはならない廃棄予定の葉を「『もったいない』などの理由でバターなどに加工するケースが目立つ」と話す捜査関係者もいる。

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