自衛隊射撃場で銃発射 2人が死亡 入隊3カ月の”自衛官候補生”を逮捕 元自衛官が射撃訓練を解説「”撃て”の号令がないと撃てない」

自衛隊射撃場で銃発射 2人が死亡 入隊3カ月の”自衛官候補生”を逮捕 元自衛官が射撃訓練を解説「”撃て”の号令がないと撃てない」

[ad_1] 「ミリタリーワークス」木村裕一代表 14日午前、岐阜市にある陸上自衛隊の射撃場で、自衛官候補生の18歳の男が銃を発射し、2人が死亡、1人が大けがをしました。 ■【動画で見る】自衛隊射撃場で銃発射 2人が死亡 入隊3カ月の”自衛官候補生”を逮捕 元自衛官が射撃訓練を解説「”撃て”の号令がないと撃てない」 陸上自衛隊の第1空挺団に17年間所属し、現在は自衛隊員のセカンドキャリアを支援する「ミリタリーワークス」の代表を務める木村裕一さんに話を聞きました。 ■ 事件が起きた射撃場はどんな場所 newsランナー 岐阜県にある日野射撃場は、全長約340メートル、幅約30メートル、面積約1万平方メートルの陸上自衛隊の施設です。 全長がかなり長い施設ですが、そのほとんどが銃を撃った時に弾が通る「弾道」と呼ばれるスペースになっています。 -Q:陸上自衛隊員が銃を撃てる場所はかなり制限されているのですか? 【「ミリタリーワークス」木村裕一代表】 「そうですね。すべての駐屯地にあるわけではなく、全国に何カ所かしかありません」 「ミリタリーワークス」木村裕一代表 -Q:基本射撃場の中では、どのような銃を使って訓練をするのでしょうか? 【「ミリタリーワークス」木村裕一代表】 「私が手に持っているのは模型の銃ですが、おそらく使われているのは『89式』の小銃だと思います。特徴としては安全装置が付いていることと、『連射』と『単発』のいずれもできることです。これには3発しか出ないという装置が付いています。1つ前の『64式』にはそのような装置が付いていません。陸上自衛隊の全隊員が持っている基本的な装備の一つです。射撃の時は安全装置がかかっています。基本射撃の教育なので、基本的には単発で打つのだと思います。銃のレバーには、単発を示す『タ』、連射を示す『レ』、3発制限を示す『3』と書かれていて、レバーを動かして操作します」 -Q:訓練をするときは実際に何発を銃に入れるものなのでしょうか? 【「ミリタリーワークス」木村裕一代表】 「いろいろ場合はありますが、基本教育ではおそらく5発か9発しか入れないと思います。すぐ横に監視員がいて銃についているレバーを見ているので、もし連射を示す「レ」や3発の発射を示す「3」という部分にレバーをかけて、その上で引き金に指をかけると監視員に止められると思います」 …