JR東がSuica「空白県」を解消…ICカード対応改札機、一つもなかった青森・秋田にも

JR東がSuica「空白県」を解消…ICカード対応改札機、一つもなかった青森・秋田にも

[ad_1] (写真:読売新聞)  JR東日本は27日から、青森県と秋田県の一部の駅で、改札機を交通系ICカード「Suica」(スイカ)対応に切り替える。JR東の営業エリアで両県のみがスイカを使える駅がない「空白県」だったが、これで全都県にICカード対応の改札機が設置されることになる。  27日からICカードが利用可能となるのは、奥羽線や東北線など6路線45駅。スイカと相互利用可能な関西や九州の鉄道各社のカードも使えるようになる。  スイカは2001年11月にサービスを開始し、発行枚数は今年3月時点で9300万枚。対応駅は、当初は首都圏の1都8県の424駅だったが、その後、順次エリアを拡大した。13年には各社の相互利用が始まり、1枚のカードで各地の鉄道が利用できるようになった。首都圏では鉄道利用者の95%がICカードを使っている。  対応する改札機は維持費が高額で、乗客の少ない路線は導入が遅れてきた。JR東の約1700駅のうち、現在設置されているのは約840で、青森県と秋田県には一つもなかった。  今回、両県への導入を決めたのは、電子マネーとしての役割が広がっていることが理由だ。コンビニやスーパーで使用できる一方、鉄道では使えない「逆転現象」が起き、乗客から導入を要望する声が強くなっていた。  JR東によると、対応改札機は、新たなシステムの導入で維持コストが低減してきており、同社は「今後も利用状況や要望を考慮し、対応駅を広げたい」としている。 ■四国はQRコード  青森、秋田への導入で、全国で利用できる交通系ICカードの対応駅がないのは四国の愛媛、高知、徳島の3県となる。  JR四国はICカードを発行していない。対応した改札があるのは香川県の一部のみで、「設備投資が高額のため、拡大するかどうかは利用状況を見ながら検討中」としている。  同社では、紙の切符なしで利用できるサービスとして、スマートフォンで乗車券を購入し、画面を示して乗車できるアプリやQRコードの活用を進めている。 [ad_2] Source link