茂木敏充外相は10日午前、来日中のビーガン米国務副長官(北朝鮮担当特別代表)と東京都内で会談した。北朝鮮による核・ミサイル開発について意見交換し、日米同盟の深化を確認した。中国の軍事大国化を念頭に安全保障環境の変化についても協議した。外務省によると、新型コロナウイルスで入国禁止とした国の高官が日本の閣僚と面会するのは初めて。
茂木氏は会談で「日米が連携して、自由で開かれたインド太平洋を維持、強化することが重要だ」と強調。ビーガン氏は「同盟は日米関係の礎で、それを守ることに尽力する」と応じた。
ビーガン氏は、米国が開催を調整する先進7カ国首脳会議(G7サミット)に関し「8月末にお迎えできることを楽しみにしている」と述べた。