群馬県がクビアカツヤカミキリ封じ込めに本腰 高崎のウメ守れで侵入防止エリア設定、薬剤注入 

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クビアカツヤカミキリ(群馬県提供)

クビアカツヤカミキリ(群馬県提供)
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 サクラやウメなどの樹木を食い荒らし、枯死させる特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害拡大を受け、群馬県は「侵入防止エリア」を設定し、集中的な予防対策事業に乗り出した。現在の生息地域である太田市など県南東部から西部へ拡大するのを食い止め、全国2位の生産量を誇るウメに被害が及ぶのを防ぐ。

 県による令和元年度の調査では、太田、館林両市など県南東部7市町で、サクラなど3561本に被害が出た。平成30年度の1510本の2倍超に増えた。

 クビアカツヤカミキリは繁殖力が強く、生息地域が徐々に拡大している。将来的に県西部へも生息地域が広がれば、高崎市の榛名山麓など県内有数のウメ産地などにも甚大な被害が及ぶことも想定される。

 県はこのため、太田、桐生、みどり、伊勢崎各市の行政界に「バリケード」を築くように侵入防止エリアを設定。集中的な予防対策を行い、生息地域の面的拡大を封じ込めていく。

 今月7日からエリア内で始まった予防対策では、まだ被害が出ていないサクラ約4000本へ幼虫の駆除剤を注入。産卵が増えるこの時期に集中実施し、孵化(ふか)したばかりの幼虫の駆除につなげる。

 県によると、クビアカツヤカミキリは中国などが原産の外来昆虫で、体長2~4センチ。体全体が黒色で光沢があり胴部が赤い。県は、成虫などを見つけた場合は踏みつぶすなど駆除を呼びかけている。(柳原一哉)

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