公明党の山口那津男代表は12日放送のBSテレ東番組で、衆院解散・総選挙の時期に関し「自民、公明両党の選挙協力で最大の効果が表れ、政権を維持できるようにしないといけない」と注文を付けた。今秋の解散には重ねて否定的な見解を示し、来年の通常国会会期末についても、党が重視する来夏の東京都議選と近いため「簡単ではない」と解散を困難視した。
一方、衆院議員の任期が満了する来年10月前後に衆院選を実施する是非には、同9月までの安倍晋三首相の自民党総裁任期が絡むと説明。「その時期をどう迎えるかという自民党内の問題もある。口出しは控える」と語るにとどめた。
公明党は前回2017年の衆院選で議席を大きく減らした。山口氏は「にわかに解散となり大変慌てた」と振り返った。