毎年12月24、25日に行われているニッポン放送の24時間生放送チャリティー番組「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」について、同局は新型コロナウイルス対策をしたうえで、今年も実施する方針であることを明らかにした。
視覚障害者の社会参加を進めるため、音の出る信号機の普及・設置などを目的としたキャンペーンの中心番組として、ミュージックソンは昭和50年に始まった。46回目の放送に向け、檜原麻希社長は「休むことなく続けてきたニッポン放送の誇るべき財産であり、チャリティー活動。12月になると新型コロナウイルスの第2波も想定される。まずは、安全第一で実施していく方針で話をつめている」と説明した。
チャリティーの趣旨に賛同した人たちから寄せられる募金は番組の名物だが、檜原社長は「対面での募金は避け、安全を確保したうえで行いたい」と述べた。
放送局の長時間特番をめぐっては、フジテレビ系「FNS27時間テレビ」がコロナ禍で制作を中止。日本テレビ系チャリティー番組「24時間テレビ」は無観客で放送を行うが、恒例の公道マラソンや対面募金は実施しない。