小泉環境相の対談も 自民元幹部職員の田村氏が新著「気配りが9割」 





自民党政務調査会前審議役、田村重信氏(手前)の新著「気配りが9割」を贈られた小泉進次郎環境相=15日午後、環境省(田村氏提供)

 小泉進次郎環境相との対談をはじめ、人付き合いをテーマに大物政治家の素顔を収録した自民党の田村重信・政務調査会前審議役の新著「気配りが9割」(税抜き1400円、飛鳥新社)が21日、発売される。「人望を集める人」に共通する人間関係を構築する上での極意が収められており、ビジネスパーソンにとって仕事に役立つヒントになりそうだ。

 田村氏は党政調会室長や調査役を歴任し、永田町生活は45年に及ぶ。田中角栄、橋本龍太郎両元首相らに仕え、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官ら現役の著名な政治家の近くでも仕事をしてきた。

 本書では政治家が早朝など時間帯を問わず身だしなみを整え、苦境にあっても愚痴を吐かず、党職員との打ち合わせも時間をきっちり守っていたなどのエピソードが具体的に描かれている。田村氏は成功する人の共通点について「目の前にいる人間を、少しでも喜ばせようと努力する人」だと分析している。

 田村氏は、唯一の対談相手として小泉氏に要請した。その理由について「首相を目指す政治家には誠実さが必要だが、小泉氏は39歳と若いにもかかわらず、気配りの面では永田町で右に並ぶ者はいなかった」と産経新聞の取材に語った。

 小泉氏は、野党でも交流のある議員の誕生日に合わせて地元名産のお菓子を贈るなど“気配り”の人として知られている。



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