【ポトマック通信】戦いはこれから

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新型コロナへの対応について会見に臨むトランプ米大統領=7月22日、ホワイトハウス(ロイター)
新型コロナへの対応について会見に臨むトランプ米大統領=7月22日、ホワイトハウス(ロイター)

 11月の米大統領選まで100日余となり、知人や友人らから「で、結局はどっちが勝つの」と聞かれることが増えてきた。

 最近は、現職のトランプ大統領が支持率を下げているため、民主党候補指名が確実なバイデン前副大統領の勝利は間違いないかのような前提で、「トランプ政権総括」のような感想を求められることもある。

 ただ、記者というのは予想屋ではないので、選挙の勝敗を当てるのは本来の仕事ではない。また、今から選挙の行方について先入観を抱いてしまうと、見通しを見誤る恐れもある。

 なので、こうした質問には次の事例を紹介してけむに巻くことにしている。

 32年前の1988年7月、民主党のマイケル・デュカキス・マサチューセッツ州知事(当時)がその年の大統領選の民主党候補に指名された。共和党候補は父ブッシュ副大統領(同)。このとき、ギャラップ社の調査でデュカキス氏の支持率は、ブッシュ氏の38%を17ポイントも上回る55%だった。

 多くがデュカキス氏の勝利を予想したが、結果はブッシュ氏の圧勝。同氏の陣営による印象操作でデュカキス氏が「凶悪犯罪者に甘い」とみなされたことなどが敗因といわれる。

 要は、勝負は本選に入ってから決まる。今はまだつばぜり合い。何が起きるか分からない。(黒瀬悦成)

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