米ヒューストンの中国総領事館、閉鎖確認 館員ら全員退去

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24日、米南部テキサス州ヒューストンの中国総領事館から、外交用バッグなどを運び出す職員ら(AP)

24日、米南部テキサス州ヒューストンの中国総領事館から、外交用バッグなどを運び出す職員ら(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省報道官は24日、トランプ政権が中国政府に対して南部テキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じたことに関し、総領事館が同日閉鎖されたことを明らかにした。

 現地からの報道では、同日午後の閉鎖期限を迎えたのを待って米当局者らが総領事館の敷地内に入り、館員らが全員退去したことを確認した。中国人の館員ら約60人とその家族は、30日以内に国外退去するよう指示されたとしている。

 米政府高官は総領事館について「スパイ活動と知的財産窃取の一大拠点だった」と強調した。

 一方、司法省高官は同日、記者団に対し、中国空軍の所属であることを隠して米国ビザ(査証)を取得したとして起訴され、西部サンフランシスコの中国総領事館でかくまわれていた女性将校を拘束したことを明らかにした。

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