英政府、ジャンクフードの広告規制強化 肥満防止でコロナ対策

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英ロンドンでマスクを着用するジョンソン首相(ゲッティ=共同)

英ロンドンでマスクを着用するジョンソン首相(ゲッティ=共同)

 【ロンドン=板東和正】英政府は27日、国民の肥満防止を強化するために、ジャンクフードの広告規制などを実施すると発表した。ジョンソン政権は、肥満が新型コロナウイルスの重症化のリスクを生じさせることを示す研究結果があると指摘。ジョンソン首相自身も、新型コロナ感染で容体が悪化した一因が自身の太りすぎにあったとみており、肥満防止強化に踏み切った。

 英メディアによると、英リバプール大などが新型コロナに感染した入院患者約1万7000人を対象に調査した結果、肥満度の目安となる体格指数(BMI)で肥満の程度が重いとされる30超の人は30以下の人に比べて死亡するリスクが3割以上高まった。また、英国内の患者の治療状況などを調べる調査機関「ICNARC」も、集中治療を受けた感染者の7割以上が肥満体質だったと報告している。

 複数の調査結果があることから、英政府は27日に発表した声明で「われわれは(肥満が)新型コロナで死亡するリスクを招くことを確認した」とした。ジョンソン氏は同日、肥満防止強化の対策について「新型コロナから身を守るのに役立つだろう」と強調した。

 新たな対策では、脂肪分や糖分、塩分の多い食品のテレビやオンラインでの広告について、子供の視聴者が多い午後9時より前は禁止する。ジャンクフードの購買意欲を刺激する「一つ買うともう一つは無料」といった広告を制限するほか、250人以上の従業員を雇うレストランなどでは食品のカロリー表示を義務化するという。

 ジョンソン氏は今年3月に新型コロナの感染を公表。4月に入院後、容体が悪化し、一時、集中治療室(ICU)に入った。27日に自身のツイッターで「集中治療室に運ばれたとき、私は太り過ぎだった」と投稿し、ダイエット中であることを明かした。

 英メディアによると、入院当時、ジョンソン氏の体重は110キロを超えていたという。

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