GoTo判断 尾身氏「残念ながら提言採用されず」

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参院国交委員会・閉会中審査で答弁する政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長。右は赤羽一嘉国交相=30日午前、国会・参院第43委員会室(春名中撮影)

参院国交委員会・閉会中審査で答弁する政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長。右は赤羽一嘉国交相=30日午前、国会・参院第43委員会室(春名中撮影)

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は30日、参院国土交通委員会の閉会中審査で、観光支援事業「Go To トラベル」の開始に先立ち、感染状況を分析するため、判断に時間をかけるよう提言していたと、重ねて説明した。尾身氏は29日の衆院審査でも同様の説明をした上で「残念ながら採用されなかった」と述べた。

 分科会は16日に会合を開き、東京を除外して22日から事業を始める案を了承した。

 尾身氏は30日「16日に決定するのではなく、データを分析して国民に説明できるようにした方が良いと(事前に政府に対して)申し上げた」と説明した。

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