【ワシントン=黒瀬悦成】台湾の李登輝元総統の死去に関し、米国のボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は「台湾の方々にお悔やみを申し上げます」とのメッセージをツイッターに投稿した。
ボルトン氏は「李氏は偉大な民主的指導者であり、現実主義的でありつつ先見の明を持った方でした。自由世界は李氏を惜しむことでしょう」とたたえた。
米紙ニューヨーク・タイムズは30日、追悼記事をウェブサイト上に掲載した。同紙は李氏について「警察国家だった台湾をアジアで最も活力ある民主体制に転換させた」と評価した。
同紙はまた、「李氏が台湾は独立国家とみなされるべきだと主張したことは、台湾を自国の一部とみなす中国政府の怒りを買ってきた」とも指摘した。