香港、立法会選1年延期を正式発表 緊急法も発動

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香港で記者会見する林鄭月娥行政長官(AP)

香港で記者会見する林鄭月娥行政長官(AP)

 【香港=藤本欣也】香港の林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は31日、緊急記者会見を行い、9月6日に予定されていた立法会(議会)選について、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを理由に1年延期すると正式に発表した。選挙は来年9月5日に行われる。中国政府は延期への支持を表明したという。

 立法会条例では最長2週間しか延期が認められていないため、行政長官などが「緊急事態」と判断した場合、超法規的措置が可能になる「緊急状況規則条例」(緊急法)を発動することを明らかにした。

 昨年10月、デモ参加者のマスク着用を禁じる「覆面禁止法」を施行した際も緊急法を発動している。

 立法会議員の任期などの問題については、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会が決定するという。8月8日から北京で始まる全人代常務委で協議されるとみられる。

 民主派の立法会議員22人は31日、林鄭氏の会見前に共同声明を発表し、「選挙情勢が厳しい親中派のために、政府が防疫を口実にして選挙を延期することに反対する」と表明した。

 香港では同日、コロナの新規感染者が10日連続で100人を超えた。コロナの感染拡大が止まらない中、親中派の間で選挙の延期を求める声が上がっていた。

 30日には、選挙管理当局が著名な民主活動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(23)ら民主派12人の立候補を禁止したばかりだった。

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