少女像設置問題 「介入しない」=駐米韓国大使


少女像設置問題 「介入しない」=駐米韓国大使

【ワシントン聯合ニュース】韓国の李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使は12日(日本時間)、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の米国内での設置問題について、「外交的な紛争が生じる可能性があり、公館が直接介入していない」と述べた。テレビ会議方式で行われた在米韓国大使館に対する国会外交統一委員会の国政監査で答弁した。

 李氏は「大使館が直接介入すれば駐在国との摩擦が起こる可能性があり、自発的な市民団体の動きに協力するレベルで、(少女像の設置を)主導したりする方針ではないというのが政府の指示だと理解している」と表明。像の設置問題で韓国政府が手をこまぬいているとの指摘に対しては、「市民団体の自発的な趣旨を十分に生かし、官が前に出る姿は見せないが、駐在国政府の動向を把握し、われわれの立場を開陳する努力は行っている」と述べた。

 ドイツ・ベルリンでは先月末、公共の場である歩道に少女像が設置されたが、現地の当局が日本政府の問題提起を受け、撤去するよう求めている。像の設置を主導した韓国系市民団体はベルリン行政裁判所に執行停止の仮処分を申し立てる方針だ。



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