埼玉県社会福祉協議会が新型コロナウイルス感染拡大の影響で収入が減った人を対象に実施している生活費貸付制度に、申請の対象外である暴力団員の身分を隠して申し込んだとして、県警捜査4課は20日、詐欺未遂の疑いで、指定暴力団住吉会系組員で自称会社員、柳沢秀年容疑者(48)=同県川口市東本郷=を逮捕したと発表した。
逮捕容疑は今年3月から7月にかけて、同協議会の「緊急小口資金貸付制度」の申請を身分を隠して行い、貸付金20万円をだまし取ろうとしたとしている。
「申請はしたが、私は暴力団員ではない」と供述し、容疑を否認している。