会合入り口でストップ!「黒塗りなら、すっと入れる」 公用車オデッセイの兵庫・加古川市長


会合入り口でストップ!「黒塗りなら、すっと入れる」 公用車オデッセイの兵庫・加古川市長

 兵庫県知事と県議会議長の公用車がトヨタの最高級車「センチュリー」に変更されたことについて、同県加古川市の岡田康裕市長は22日、定例会見で「県のことに感想は言うべきではない」とした上で、「私の経験から言っても、(公用車は)非常に人目に付きやすく、批判も受けやすいので、気を付けて車種を選んできた。ランクは高くなり過ぎないように気は使っている」と述べた。

【表】北播各自治体の公用車

 岡田市長は、ホンダのミニバン「オデッセイ」を使っている。

 同市によると、市長の公用車は、岡田市長の1期目の2014年から日産の「セレナ」を、16年からは同社の電気自動車「リーフ」を使用。19年9月に白のオデッセイを432万円で購入した。

 岡田市長は初当選後、前市長が使っていたトヨタの「クラウン」のハイブリッド車を、購入10年目のセレナに変更。「セレナに乗っている時は、『(市長は)市の看板なんだから、もう少しランクを上げた車に乗るべきじゃないか』『パフォーマンスみたいにランクを落とすのは、おかしいんじゃないか』という意見もあった」と振り返った。

 オデッセイを選んだ理由については「私は腰痛を持っているので、セダンタイプよりは、ミニバンタイプの車高の高い方がありがたい」と説明した。

 また「笑い話だが、市長会などにオデッセイやリーフで行くと、入り口にいる職員に止められて確認されてしまう。黒塗りで行くと、すっと入れる」と話した。(斉藤正志)



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