国家公務員のボーナス10年ぶりに削減、国会議員は?


国家公務員のボーナス10年ぶりに削減、国会議員は?

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。「ニュースランキング」のコーナーでは、国家公務員のボーナスが10年ぶりに引き下げとなったニュースに着目しました。

◆史上初! ANAは冬のボーナスなし

国家公務員のボーナスについて人事院は、支給額を年間0.05ヵ月分引き下げ、4.45ヵ月分とするよう国会と内閣に勧告。引き下げ勧告は2010年以来10年ぶりです。

20~30代から注目を集めたこのニュース。一方で、民間では全日空(ANA)が史上初めて冬のボーナスがなし。さらには、一般社員月額給与も20年ぶりに削減、組合に対し早期退職を募ることを要求しています。

国家公務員のボーナス削減に関して、お笑い芸人のパトリック・ハーランさんは「今のところはなるべく政府の出費を減らさないほうがいいと思う」と言います。というのも、現状さまざまな産業が冷え込んでいるなか、国家公務員も立派な消費者であり、消費者の消費能力を高めたほうがいいから。「(国家公務員は)富裕層ではないので、もらったお金は使わずに貯め込むのではなく、大体使ってくれる」とパトリックさん。

さらには、「0.05ヵ月分の削減くらいでは冷え込まないと思うが、せっかく促進剤になるお金が経済から取り上げられてしまうのはもったいない」と言い、「将来的な削減は考えてもいいけど、今のところは減らさないほうがいい」と主張します。

◆ボーナス削減でモチベーションは?

化学講師の坂田薫さんは、「近年これだけ災害が続き、今はコロナの問題もあるなかで、医療従事者に並んで(国家公務員は)一番負荷がかかっている人たちだと思う。(感染リスクと隣り合わせの)医療従事者の方たちも給与が減ってモチベーションの問題が挙がっているなか、果たしてこのタイミングでそれをしていいのか」とモチベーション低下を懸念します。また、民間に合わせるという意味では、「国会議員はどうなの?」と疑問を呈します。

そんな2人の意見に反し、Twitterには「4.5ヵ月はスゴい!」、「ボーナスね……(遠い目)」、「(支給額が)多くていいね!」といったツイートが散見。この反応にMCの堀潤は、「正社員で雇用されての働き方がメインストリームかと言われると、非正規の割合も増えているし、『ボーナス貰えるんだ……』っていう、まさに格差の象徴のような反応が多い」と感想を述べていました。



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