コロナ禍のハロウィーン 仮装姿の若者でにぎわう 福岡市


コロナ禍のハロウィーン 仮装姿の若者でにぎわう 福岡市

 新型コロナウイルスが流行する中で迎えたハロウィーンの31日、九州最大の都市・福岡市では天神地区の警固公園や繁華街に、仮装姿の大勢の若者が集まった。公園周辺は毎年仮装した若者でごった返す上、今年は週末とも重なった。

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 行政側が閉鎖や参加自粛を要請しない中、警固公園には夕方から夜にかけて、仮装した人たちがどっと集合。写真を撮ったり、同じコスプレをした者同士で話したりして盛り上がっていた。同市博多区の会社員の女性(22)はマスクを着けた上で、人気漫画「鬼滅の刃」のキャラクターの姿に。「コロナで少ないと思っていたのに、人でいっぱい」と驚いた様子だった。

 仮装してダンスパフォーマンスする人たちもいて、その周りには数百人が密集した。男性同士でけんかになり、警察官が仲裁に入る場面も。マスクをしない若者も多く、警察官に扮(ふん)した福岡県新宮町の女子大学生(19)は「マスクしているとメークが落ちるし、仮装の邪魔。福岡は感染者が少ないし…」と話した。

 盛り上がる若者たちを周囲の人はどう見たのか。公園のそばを通り掛かった会社員の60代女性は「コロナ禍の中、こんなに人が集まるなんて信じられない」と冷ややか。「また感染が拡大するのではないか」と心配した。 (御厨尚陽)



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