【AFP=時事】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をテーマに、オーストリアの郵便局はトイレットペーパーに印刷した切手を発売した。流行初期に発生した買いだめ騒動へのちょっとした皮肉もこめられている。
【写真】コロナをテーマにトイレットペーパーに印刷された切手
切手に描かれた赤ちゃんゾウは流行初期にオーストリア政府が導入したキャラクターで、感染防止のために必要とされる対人距離1メートルを象徴している。
郵便局の広報担当者は、「この切手を10枚並べれば、赤ちゃんゾウの全長になる」と説明した。
台紙は標準的なトイレットペーパーと同じ10センチ幅で、ミシン目で切り取れば切手単体で使用できる。
先月30日から5.5ユーロ(約670円)で販売されており、売り上げの半分は慈善団体に寄付される。
広報担当者は「皆さまに笑顔を届けることと役に立つことを、うまく両立できていれば良いと思う」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News