自民党の下村博文政調会長は7日、北海道苫小牧市で開かれた党会合で講演し、衆院解散について「年内はないと思うが、年明け早々の可能性はある」との見方を示した。
公明党の石井啓一幹事長も6日に来年1月の通常国会冒頭解散に言及しており、波紋を呼びそうだ。
下村氏は衆参両院の予算委員会審議を振り返り、「野党(の質問)はほとんど日本学術会議。ここぞとばかりに政権にダメージを与えて支持率を下げようという思いだ。今解散されたら大変だという裏返しかもしれない」と指摘。その上で「準備だけは常在戦場でしてほしい」と呼び掛けた。