8日午後4時40分頃、福島、山形県境のJR奥羽線赤岩(福島市)―板谷駅(山形県米沢市)間で、下り普通列車の車輪が落ち葉で空転し、上り坂を走行できなくなった。列車は列車同士が行き違える庭坂駅(福島市)まで来た線路を約11キロ逆走して引き返した。この影響で、奥羽線を走る山形新幹線の上下6本が区間運休した。
現場は福島、山形県境の山間部。JR東日本福島支店によると、レール上の落ち葉がすりつぶされて車輪に付着、空転したとみられ、列車は板谷駅の約3キロ手前で走れなくなった。
逆走時は踏切が働かないため、同社は職員約20人を各踏切などに配置した。乗客約20人は後続の山形新幹線に乗り換えた。